トレペからのライトの距離をテスト
トレペの位置は変えないで、被写体とライトの距離を変える実験です。
その効果の違いを確認しましょう。
床に1m、2m、3mのマーク。
ライト(スカイパン1kw)の位置を変えると照射範囲が変わります。
下の黒いラインが1mで、ライトの頭をそろえました。
トレペにライトが近いのでスポットになっている。
この機材はスカイパンでかなりフラットなライトですが、見た限りではスポットがあります。
次の黒いライン2mまで離した。
照射が広がると同時に、トレペの明るさが落ち、こちらから見る限りフラットに当たっています。
最後は3mの黒いラインまで下がった。
トレペの照度がさらに暗くなり、ほぼ均一に照射されています。
そういえば、後ろにあるサイコロを見ると、コントラストの違がわかります。
では実際の写りを見てください。
物(被写体)とトレペの位置を一定にして、ライトを1m、2m、3mと離すにつれライティングはフラットになります。
ライトを離すにしたがって、トレペの照度が一定になるからです。
ライトがトレペに近いと広がりがなくスポットになりました。
6つの写真の中では、上のカットがコントラストが強い。ライトがトレペから1mと近いからです。
下段、右のカットがいちばんフラットでした。
ライトをトレペから離すにしたがって柔らかくなった。
このサイズではわからないのでアップにします。
まずライトを1mに置いたもの。
ペットボトルのキャップが白くとんでいます。
ライトを3mに離した写真。
白いキャップがとばずに調子が出ています。
缶の調子もだいぶ違います。
それでは、トレペを正面から直接見てみましょう。
ライトの位置でどれくらいディフューズされるか、肉眼で見るのです。
そのままライティングの違いになります。最初の位置関係の写真と見比べるとわかりやすいでしょう。
では1mから
かなりライトの芯が出ています。幅180cmのトレペですが、これだけ芯が出ていると、180cmのトレペを使った意味がなくなるかもしれない。
メーター読みでF22,2
次は2mに離しました
だいぶライトの芯が小さくなって、全体が暗くなった。
メーターの読みがF16,5。
3mに離しました
きれいにディフューズされています。柔らかいラィティングですね。
メーターでF16,1。
デフューズするときは、ライトと被写体、ディフューザの位置を考えましょう。
基本的にディフューザーと被写体が近いほど、また照射が均一であるほど柔らかくなります。
トレペとユポの違い
http://studioon.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-ae8b.html
ディフューズ素材
http://studioon.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-6c61.html
東京新宿 STUDIO ON
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