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2014年7月30日 (水)

直トレ,ちょうちんの作り方

ONの作り方を紹介します。

ONの直トレ方法は、ストロボヘットのリフレクターからオパライトまで、大きさを問いません。

今回はノーマルリフレクターにトレペをはりました。

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材料はトレペ45cm(適当な大きさ),セロテープ,リフレクター

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適当な大きなのトレーシングペーパーにリフレクターをかぶせます。

これくらい、四隅にトレペのあまりが出るくらいが良い。

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折りこんでテープで止めていきます。

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セロテープで充分です。

ぎゅうぎゅう押さえながらセロテープでとめていきます。パーマセルでやっているアシスタントがいたら,ゲンコツものです。だいたいパーマセルはセロテープの10倍の値段,しかも紙なので弱い。コスト感覚と適材適所の材料を使います。

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テープで止め終わりました。

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あまったトレーシングペーパーが邪魔で燃えやすいですので破ります。

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さっぱりしました。

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これでOKではありません。

直トレはリフレクターをトレーシングペーパーで完全にふさいでいるので熱がたまります。

ストロボの発熱は一瞬ですが,その一瞬が非常に強いので紙や布が前にあると発火します。1/500でも一瞬で火が出ます。

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カッターで切れ込みを入れておきヘッドのファンで空気が抜けるようにします。

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タングステンのスクープやスカイパン,プリモスポットにトレペをかけるときは切れ込みは必要ありません。タングステンやHMIは発熱は非常に大きいけれど,一瞬の発熱温度はストロボのほうがはるかに高いからです。ストロボは6000℃あり紙が一瞬で発火します。タングステンだと紙はじわっと焼けていくので黄ばんできます。

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次はちょうちんの作り方

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ちょうちんはトレーシングペーパーをくしゃくしゃにして使います。

大きさは直トレよりは大き目で。

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ひざの先にトレーシングペーパーとリフレクターをかぶせて形を作ります。このままではちょうちんのふくらみが足りないので少し引っ張りだします。リフレクターの口からつまんで引っ張ります。

外側にトレーシングペーパーを折り込んでいきます。

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この状態からトレペを直トレと同じようにリフレクターに固定していきます。

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両足ではさんでトレーシングペーパーが緩まないようにしながら,セロテープで固定していきます。ここで緩んだらやり直しです。

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これから余ったトレーシングペーパーを破り捨てます。

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セロテープに沿って破っていきます。セロテープは直接リフレクターに触れていないので使用中に熱で粘着が弱くなりベトベトニなることがない。リフレクターにテープ類を直接貼ると熱で溶けはがれることがあります。

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見た目は直トレと同じようですが,リフレクターの中にトレーシングペーパーがごちゃごちゃ詰まっています。まずそれを引っ張り出し整形します。

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内側から手を入れて形を作る。

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直とれと同じようにカッターで内側から切れ込みを入れる。

カッターを外からさしたら,せっかく膨らませたちょうちんが凹みます。

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これで出来上がり。

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直トレ

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ちょうちん

オパライトなども大きくても同じように作れます。オパライトなどストロボ用のデフューズには,密閉は危険なので切れ込みを入れてください。

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ちょうちんや直トレができたら,必ずハレ切りをつけます。カメラ方向に向けることが多いライティングなのでカッコよくきれいに作りたい。

では直トレのハレきりを作ります。

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黒ケント紙1枚を4等分して使います。

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直トレにしたリフレクターの曲線にあわせてテープを止めていきます。写真ではパーマセルですが,もったいないのでセロテープにしてください。テープ代が10倍違います。

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ケント紙からケント紙までぐるっとテープ止めします。リフレクターに触れているところは熱で粘着がなくなるので,ケント紙からケント紙までぎゅっと引っ張ってテープ止めします。リフレクターにテープ止めしても使っているうちに熱ではがれてきて面倒なことになります。これ,基本中の基本です!

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黒ケント紙をリフレクターにそわせて止めてから鋏でラウンドをつけます。1つ作ったら数を作るのであれば,ケント紙にあわせて形をそろえて切っていくとキレイです。

四角いハレきりのままではライトを切りすぎます。ハレ切りがもれ切りまでしてしまい,時にはやりすぎになります。必要なところだけはれ切りできれば良いのです。

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こんな形になればベスト。

簡略型はいくつかありますが,時間があるときはこの形がベスト。簡略型で多くの場合ライトをきりすぎていることが間々あります。簡略といってもまずいことがあるのです。

次はちょうちんのはれ切り。

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作り方は一緒です。

これくらいのはれ切りを使うと,直トレとちょうちんのライティングが異なることに気がつきます。切りすぎたはれ切り&もれ切りを使っていると,直トレとちょうちんの差に気がつきません。おおかた,黒ケンで切った「はれ切り&もれ切り」のライティングになります。

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これの応用でオパライトの直トレを作ります。リフレクターが小さくても大きくても同じように作れます。

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45cmのフォトナ用のオパライトです。ダイレクトで使うとオパライト独特のきつい感じになります。

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平らな場所にトレーシングペーパーを敷いてオパライトをかぶせます。

端からトレペを引っ張りながらテープで仮止めしていきます。

セロテープを使ってください!

パーマセルもセロテープも消耗品ですが値段が違います!

しかも仮止めで,止め終わったときに,このあたりは破って捨てます。

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敷いたトレペにしわがよらないように,テープで止めたところは大雑把でいいです。下の面さえキレイにぴんと張っていれば良い。

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トレペの上からセロテープで本止めしていきます。

ここはパーマセルは使えません,パーマセルは紙なので弱すぎます。セロテープでぎゅうぎゅう押さえ込みながら,オパライトの回りを締めていきます。オパライトが動かないように膝などで押さえ込むと良いでしょう。

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オパライトのふちをセロテープで止めていき,しっかりしたら余分なトレペを破り捨てます。

まだこれで完成じゃありません。

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カッターで切れ込みをいれ,ヘッドファンの空気の通り道を作ります。

ストロボの発光は触っても暑くないけど,一瞬の温度はものすごいものがあり,発火します。その為,直トレやちょうちんでは切れ込みを入れます。

タングステン機器ではトレペをかけても切れ込みを入れる必要はありません。タングステンやHMIは触ると熱いけど,発火するような温度じゃないからです。

タングステンは手袋が必需品なくらい使用中は熱いけど,紙は発火しません。不思議と思われるかもしれないが,ストロボとタングステン機器の根本的な違いなのです。

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オパライトの直トレが出来上がりました。オパライトの場合,あまり直トレとは呼びません。ただトレペをかけてといいます。

バック飛ばし,左右から,上から「ちょうちん,直トレ,かさ」で
http://studioon.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-8680.html

カサトレの作り方
http://studioon.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-54ba.html

ストロボヘッドの照射分布
http://studioon.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-9b19.html

東京新宿 スタジオオン  http://onphoto.co.jp/

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