オパライトの照射範囲をテスト
3台のオパライトをテストしました。
左:プロフォト中白 55cm
中:フォトナ中銀 45cm
右:RDS中銀 70cm
左のプロフォト用には中銀もあり,オプションでグリッドも付けられます。
では各オパライトを180度回転して発光させます。
まずプロフォト用55cmから。
中心に遮光板があるので中心部が落ちています。色温度はヘッドとの組み合わせなので,いちがいにこのままではない。
オパライトはこのプロフォト用が一番人気がありますが,これを見る限り中心部の落ちを知っている必要があります。さらに前面についている遮光板の影が3本投影されます。これが日本製だったらカメラマンの方は文句たらたらになります。こんなことはどうでもいいとおっしゃる方がいると思いますが,それならば機材に関することは何でも良いということと同じ。皆が使っているから使いますと,正直に言えばよいこと。皆が使っている機材が必ずしもベストというわけじゃない。カメラマンの意識、感覚はもっと尖がっても良いのではないか。
モーラレフの躯体の曲線や中心の遮光板がメッシュなのは納得がいくこと。当社のオパライトにもメッシュを用意していますが、カメラマンさんに敬遠されています。見たことがないからだと思いますが、モーラを見てテストをしてみれば歴然としている。ただ、写真は器具だけじゃなく、その他の要素が大きいからボロがないだけ。写真は科学だけじゃないということですね。
次はフォトナ純正の45cmタイプ。
フォトナ純正には中心部の遮光板がセットされていますが,集光しているのか中心部が明るい。スポット的なオパライトです。
直径が45cmなので硬い光だと思います。オパライトとして効果が大きいのではないかと考えられます。
次はRDS製スカイパンを改造したもので直径75cmです。
RDSは今や東芝に吸収合併されて,東芝LTエンジニアリングになりました。
RDS改は光の分布がきれいです。以前モーラレフと比べたときも,このRDS改のほうがきれいだった。分布が中心から周辺にきれいに落ちていっています。これは前面にトレペをかけて写しこませたときにもその差はありました。
今はなきRDS製は意外に良い機材だったんだと思います。売れる機材が良いわけじゃない!
以前の記事では「左モーラレフと真ん中のRDS改のオパライトは比較的フラットです。RDS改(スカイパン)のフラットな事は特筆すべき事、すぐれたライト機器だった。」
オパライト45cmと75cmはONに常備していますが、モーラやプロフォト用などはギアハウスさんか、優美レンタルさんからお取り寄せいたします。
ギアハウス(ストロボから布バックまで)
http://www.gearhouse.co.jp/
優美レンタル(撮影機器、ストロボなど)
http://www.yubi-rental.co.jp/
オパライトの効果(内銀、内白、グリッド)
http://studioon.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-af16.html
ジャンボアンブレラ190cmの白と銀をテスト
http://studioon.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-e9ee.html
東京新宿のスタジオオン 白ホリスペースが3面
http://onphoto.co.jp/
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