リングライト、大型と小型を比べる
プロ用大型リングライトはON備品にはありませんので外注いたします。
プロ用は電源ジャックを変えることで、各種ストロボメーカーに対応、3000wぐらいまで入力できます。
ONはレンタル・スタジオですのでストロボは20台20灯置いていますが、特殊なストロボはお取り寄せいたします。
ギアハウスさん
http://www.gearhouse.co.jp/
優美レンタルさん
http://www.yubi-rental.co.jp/
当社にある小型リングライトとプロ用リングライトをテストしてみました。
ではプロ用リングライト外観から。
手持ちでは重たいぐらいです。上から覗くハッセルのようなタイプでは手持ち撮影が可能かもしれない。
カメラレンズのセンターをリング発光部の真ん中に合わせます。
発光部チューブの直径は40cmぐらい。
カメラ取付け部と発光部は自由に動く。
可動部が多いので簡単にセットと言うわけにはいきません。自由度を優先にしています。
発光部のコードは2本あり、優先順位があります。
カメラがオートフォーカスだと断然使いやすいのですが、、、。
カメラ取付けは上下できる。
底にでっぱりがあるので、三脚取付けは工夫してください。
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小型のサンパックDX12R RingFlashは当社備品です。口径が合わない機種がありますのでご注意。
サンパックは一般向けなので、基本設計が簡単操作です。
プロ用に比べてパワーは少ないが、リングライトの使用場面やカメラがデジタルメインになったことを考え合わせると、意外に使い勝手がよいかもしれません。
絞りはマニアル操作します。デジタルだと、結果がすぐに確認できるのがよい。
NikonD300sにつけていますが、オートフォーカスで手持ち撮影が軽快にできました。
反対にマニュアルフォーカスはピントリングが発光部の中に入ってやりずらいことがあります。
TTL調光はアダプターシューを変換すればできますが、確実性と汎用性のためシンプルなシューにしています。
単三電池4本でそれなりの発光時間で撮影可能。近接撮影ではホボノンチャージ。
1/16、1/8、1/4、1/2とパワーを切り替え。
ガイドナンバーは12です。
レンズマウントは
52mm、62mm、67mmがあります。
キャノン用の52mmはノーマルと違うらしくて別売りで現在は在庫がありません。
外部シンクロコードが使えます。
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では写りぐあいを見ましょう
大型と小型で撮影した写真を交互にお見せします
最初は大型
距離50cm
レンズ28mm
出力35w
絞F11+1/2
バックに150wを発光
リングライトの口径が大きく、目の中に映り込みがあります。
バックにライトをあてると、リングライト独特な影が消えます。
次はサンパック
距離50cm
レンズ28mm
出力1/16
絞F8
バックに150wを発光
サンパックと大型の発光部の口径の違いか、サンパックで撮った写真は立体感に乏しい。目の中の写りは発光部が小さいため点光源です。
サンパックだと、ワイドでもっと寄ると、リングライト効果が(グリット感)現れるようです。元々がマクロ撮影用と言っているのでしかたなし。
リングの口径を変えると普通撮影に使えそうです。
もう少し距離をとってみます。50cmから1mまで離れました。
大型から
距離1m
レンズ28mm
出力75w
絞F11+1/2
バックに150w発光
ここまで引くと目にリング状写り込みはない
サンパックでは
距離1m
レンズ28mm
出力1/4
絞F8.2
リング状光源が小さいぶん影がシャープ。
やはり立体感は大型リングライトのほうがあるようです。
バックの明るさは一定ですが、リングライトのパワーに合わせて絞りを決めているので、バックの明るさに違いが出てきます。
さらに引いてみます
大型から
距離2.5m
レンズ28mm
出力280w
絞F11+1/2
全身を入れます
次はサンパック
距離2.5m
レンズ28mm
出力FULL
絞F8
全身を入れます
距離7m
レンズ85mm
出力FULL
絞F3.5
ここまで引くと、ストロボヘッドによる差がなくなります。ただ絞が違いますので注意。
色は参考程度にしてください。
東京新宿の白ホリスタジオ STUDIO ON
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