板にペーパーを張る
;商品撮影のテーブル・フォトで3×6板、4×8板にセットペーパーなどを張ることがあります。
簡易な方法と、時間がかかるが仕上がりがきれいな水張りを、知っておいて損はありません。
①簡易方法
このとき押さえが足りなかったりすると、せっかくの新品ペーパーがべこべこになることがある。
四辺に切れ込みを入れています。
このとき板に紙のまきくせにしたがって張るほうがベター。今この写真では反対になっています。このペーパーの向きだと、場合によっては紙が裂けることもあり。
裏表が反対のほうが良い、悪い見本です。
切れ込みを入れたら、テープでいっきに止めていきます。最初にテープを付けておいたほうが早い作業ができます。
紙の反対側から引っ張りながらとめていきます。しわを真ん中から手のひらでとりながら同時にテープをとめます。
テープで止めた板をひっくり返してみました。こんな感じで紙が止まっています。
板張りが完成しました。ほぼ完璧ですが、水張りに比べると紙の浮きがあります。
フラットなライティングでは十分です。
②水張り
張りたい紙の裏面に布で水ぶきしています。布にはたっぷり水を含ませること。四隅まで水ぶきしてください。
このときも板の上に紙を置いたときベコベコしないほうが良い。
板に置いたら動かさないほうがベター。グジャグじゃになる。
今回はテープとホッチキスを使いました。角はホッチキスが効かないこともあります。
止めの間隔はできるだけ密のほうがいい。
これが乾くとどうなるか??
奥のほうにしわが少し残っている。
これは何度もやって慣れるしかないですね。
サンプル写真
拡大して見てください。
これはテープで止めた。
全体によくみると浮きがある。ですがこの方法では良くできたほうです。
水張りのほうがピーンと紙が伸びました。シビアな商品撮影のときは水張りします。
水張りのときは板自体の表面がスベスベしているか確認してください。板がぶつぶつしていると、紙が両はじからピーンと張られるので、紙にもぶつぶつがでます。つまり、水張りのときは下地もキレイじゃなきゃダメということ。
キレイに張るには多少の練習が必要。
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