ストロボの閃光時間と色温度の関係
ONのストロボは国産のフォトナです。
このストロボは20年前!からデジタル調光を取り入れて、パワー調整もデジタルで表記してあるので、初心者でも非常に使いやすい。
出力パワーを数字でみながらバリエーターで調光できます。
表記だけ数字で、実際は電圧調光のアナログというのもあるが、このタイプは中身もデジタルです。
2400Wですが最小は37Wまで絞れます。
そのときの閃光時間は1/5500と高速です。
フルパワーの2400Wのときは1/600。
デジタル調光ストロボはパワーを変えても色温度が一定なのが特徴。37Wでも2400Wでも色温度はいっしょ。通常の電圧調光ストロボでは、色温度が5000kから7000kあたりまで変化するものがあります。その点、ONではシビアな機材をご用意しています。
いくら、デジタル時代になってカメラやPCのほうで色をコントロールすると言っても、多くのライト、ストロボ、光源を使ったとき、まちまちな色温度で撮影すると、取り返しがつきません。
ストロボには、軽量コンパクトなタイプがありロケなどに便利です。それを、いくつか同時に使用するときは、パワーの違いを少なくしたほうが色温度のばらつきがない。一台がパワー最小、もう一台がパワー最大で使っていると、かなり色温度が違うことがある。
コンパクトな電圧調光タイプではパワーを上げると色温度が高くなり、パワーを下げると色温度が下がります。パワーを下げるのに電圧を下げるからです。パワーを下げると、発光音が小さくなりますが閃光時間が伸び、色温度まで下がります。
コンパクト・タイプ・ストロボは多くの場合、コンデンサーの電圧の変化(蓄電量)で光量を調節しているので、光量を絞る(パワーを落とすと)と閃光時間が長くなります。その理由は、閃光のピークが低くなるので見かけの時間が伸びるからです。発光音が小さいからといって閃光時間が短いわけじゃない、注意!
反対に、デジタル調光タイプは基本的にパワーを絞っていくと閃光時間が短くなっていきます。このタイプでは、光量を落とす(下げる)ことは、かかっている電圧はフルチャージと同じですが、、小さなコンデンサーだけを使うから、小さなコンデンサーから流れる電気量は小さいので発光時間が短くなります。フルパワーの時はピークの電圧高さが小さい時と同じで、電気量が多いので発光時間が長くなります。電気量、光量が増えた分だけ時間が長くなります。
デジタルタイプ・ストロボは最大出力でも最小出力でも、コンデンサーにかかっている電圧は一緒なので発光したときの色温度は同じです。
電圧調光タイプはフル出力時がいちばん見かけの閃光時間が短い。光量を絞ると(下げると)見かけの閃光時間が長くなる。出力によりますが、だいたい1/700~1/300の間と見ておけば間違いない。
もうひとつ
ストロボ・ヘッドのキャパシティが大きいと閃光時間が短くなります。それで、ひとつのジェネレーターから1灯で使うより、3灯で分けて使ったほうが、全部の閃光時間が短くなります。水道の蛇口を増やしたようなものですね。1灯の光量は落ちますが閃光時間が早くなります。光(電気)を逃がすと言う裏技です。
またヘッドの延長コードを長くつなぐと、コード抵抗で光量は落ち、閃光時間も伸びます。水道のホースを長く伸ばしたことと同じことです。
フォトナ2400W:HERO24αLTD
デジタル調光
37W~2400W(色温度一定)
305mm×160mm×315mm(取っ手を含む)
8,5kg
3灯均等出力
フル充電時間(100V)2,8s
閃光時間1/600(フル発光)~1/5500(最小)
フォトナの取り扱いは㈱テイク、URLは
フォトナ・ストロボとサンスター・ストロボは兄弟メーカーです。どちらも名古屋に本社がある。サンスターからフォトナが分かれたので、ジャックなどは似ています。だが完全に同じと言うわけじゃない。
★当社へストロボの持込料金は、一台あたり700円×時間
東京新宿 STUDIO ON
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