スーパークランプとGクラの使い方
Gクラ(RDSのGクランプ)とクランプ(スーパークランプ)は使い分けてください。
Gクラは硬い鉄のような金属に威力を発揮しますが、アルミのような材質に使うと相手を凹ますだけでシッカリとくわえられません。
それに反して
クランプはアルミパイプのような弱い材質をくわえる時に使います。あたりが面でつかむので相手に優しいからです。もちろん連結する相手が固い金属でもOKです。
Gクラのみ使い方に注意してください。
Gクラのストッパーの当たりが小さくて、ねじ込み力が強いのでアルミパイプだと穴を開けます。しかも止まりが弱い。
硬いステンレスパイプや金属の無垢材だったら止まります。
Gクラをアルミパイプに使うのは若干無謀。
Gクラは日本のRDS規格の17mmです。
ダボも17mmでストロボヘッドや、RDS製のライト機器にあいます。
Gクラは天井のパイプから機器を吊るすハンガーとして使うことが多い。
スタジオオンでは上から機器を吊るす場合は滑車付きを使用しますので、Gクラをその用途ではあまり使わない。
一般的に鉄ダボと呼んでいます。
前後が若干違う造りです。
Gクラを連結してWGクラを作る時にも使います。
銅ダボじゃGクラに対して弱い!
ダボをかましてスタンドに付けるときに鉄ダボを使います。
この連結部分はダブルストッパーです。
鉄でできているので、ストッパーを締めて行くと相手を傷つけます。 ストッパーの当たる面積が小さい。
ステンレスパイプだとでGクラをきつく締めてもつぶれません。シッカリ止まります。ただし相手がアルミパイプだと凹んだり穴があいたり、よく締まりません。アルミパイプにGクランプをギリギリ締め付ける方は、工学がよくわからない方だと思う。じつに迷惑だ〜〜〜。
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次はクランプ(スーパークランプ)
クランプはメーカーによって形が微妙に異なっている。
右の銅ダボを使えるのは同じで、他メーカーと一緒に使っても、さほど困ることはない。
メーカによる違いは、この部分のつまみの形ぐらいです。
これもダブルストッパーになっています。
私たちは銅ダボと呼んでいるが、Wネジでもあります。
左は小ネジ(JIS規格)右は大ネジ(EU規格)
リンフォフやライカ、ジナー、ハッセルなどは大ネジです。
銅ダボをネジとして使うことは、スタジオではめったにない。
鉄ダボも同じですが、銅ダボもどちら向きで使ってもよい。上下左右を気にしません。
マンフロットのスーパークランプには、くわえるところにゴムが貼ってあり器具を痛めません。
ゴムが剥れたらスーパーボンドで付けます。
アルミパイプをくわえてもダメージがありません。しっかり止まります。
アルミには必ずクランプを使用すること。
Gクラをアルミパイプに使うと、パイプを凹ましたり破損するだけで、シッカリ止まりません。
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では使用例を見ましょう。
ハイスタにGクラを介してセンチュリーブームの先に雲台をつけました。
変則的な使い方です。
ハイスタで高さを調節できます。角度は雲台で自在に。
いろんな使い方ができます。
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下の写真は、ハイスタと1kwスタンドを組み合わせた、今はあまり作られなくなったL字ブームです。
その中心にGクラが使われている。
Gクラは丈夫だから力がかかるところに使われます。
むろん鉄ダボです。
銅ダボじゃ危ない!
止まりが良くなるように木端をかましています。
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センチュリーアームの使い方①
http://studioon.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-df52.html
②③④まであり詳しく解説しています。
スタジオオン
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