映画「鹿の国」にOBが出演
鹿の国*映画
諏訪神社を祀る諏訪の民の神事のドキュメンタリーです
諏訪の民の神事はすたったものがあり
わずかな文献から甦らせた神事を中心に映像は進む
この映画には会社OBの三好裕司が撮影班と
諏訪の民というパートで出演している
会社を退職したのは20年前
諏訪に移住したのが15年近く前
その頃から諏訪神社や諏訪の民俗神事に携わるようになっていた
諏訪で自給自足の生活を始め
諏訪近辺の牧場で馬の扱いを身につけ
剣道では新陰流の範士の資格まで取って
いろんな映画に引っ張りだこだそうです
馬上で刀(真剣)を振り回せる人は少ないそうだ
今回の映画「鹿の国」では
彼の生活そのものが主要なドキュメンタリー映像になっていた
朝9:50から単館上映だったが、観客は30人ほどいらした
そんな時間にしては多いと思う
ドキュメンタリー映画なので
物語には抑揚がないが
諏訪の四季を追っているので
民俗ドキュメンタリー以上の見応えがあった
田植えをして
神に豊作を祈り
植物が芽を出してくる
稲がたわわに実ってくる
それらを感謝して神に祈るのだ
というわけだ
「鹿の国」とは
日本は仏教が広まってから古来殺生を卑しむ社会になっていた
動物肉を食べない日本の中で
諏訪神社では「鹿はとって食べて良い」という鹿食免というお札がある
諏訪では殺生を推薦されているのだ
おそらく農産物や林業への食害がひどいのだろう
諏訪神社では昔々は
鹿の生首を75頭分も祭ごとに捧げたという
諏訪神社の支社は全国に12000もある
諏訪神社は諏訪大社とも言います
出雲大社系の勢力だったんです
糸魚川付近から出雲勢力の姫が諏訪に降り立ったという
諏訪神社自体が本宮と下宮、秋宮、春宮と4社で構成されている
一風変わった神社です
「鹿の国」
生き神とされた少年が見たもの
鹿なくてハ御神事ハすべからず
監督:弘理子
プロデューサー:北村皆雄
語り:能登麻美子・いとうせいこう
音楽:原摩利彦
出演:中西レモン・吉松章・諏訪の衆
芸能監修:宮嶋隆輔
太鼓:塩原良
笛:愛蓮和美
撮影:毛利立夫・三好祐司・明石太郎・矢崎正和・高橋愼二・熊谷友幸・戸谷健吾・橋本吉剛・大須賀純也
整音・音響:斎藤恒夫
編集:髙橋慶太
EED:和田修平
監督助手:髙橋由佳
制作デスク:渡邉有子
制作協力:三浦庸子・山上亜紀
CG:山田みどり
題字:吉澤大淳
劇場公開:遠藤協
イメージアート:大小島真木
宣伝デザイン:岩田和憲
宣伝:playtime
ガイドブック編集:石埜穂高
協力:諏訪圏フィルムコミッション
撮影協力:諏訪大社
製作・配給:ヴィジュアルフォークロア
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
2025年/98分/カラー/日本/日本語/DCP
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