Aputure300DⅡ・600X・1200d・NOVAをテストしました。
光量や色の変化を見てください。
最初にAputure300DⅡと600Xと1200dの形です。
300と600と1200ではLED素子の大きさが違います。
光量が倍違うのでLED素子の大きさも倍違います。
あと600は色温度の変化ができるので2種類の素子を使っているようで、素子自体のデザイン・テクスチャーが違います。
左向き。
右が1200で中が600で左が300です。
体積が違います。
正面向き。
600は色温度が変えられるので、操作は同じようですが少しだけ複雑です。
300と600では後ろから見ると体積の違いがよくわかります。
バラストの大きさも、光量に比例して大きくなります。
では300DⅡと600Xと1200の光分布を見ましょう。
最初が左の300DⅡ。
壁からAputureまでの距離は3.5m。
感度ISO100でシャッター速度1/125、f2コンマ6
次が中の600X。
600はf2.8コンマ6。
300に比べてちょうど倍の明るさ。
ワット数にほぼ比例しています。
では次に600Xの特徴である色温度を変えて、3000K(ケルビン)に落としてみます。
撮影した日が違うので明るさが違います。
いわゆるタングステン色でアンバーになりました。
ファッションでは使う人が多そうです。
最後が1200です。
1200はf5.6コンマ4
600と比べても2絞り近く明るい。
つまり4倍の光量。
1200wでHMI、2.5kwの明るさがあります。
HMIより半分ぐらいの体積・重量でコンパクトで非常に明るい。
しかし、光源のLED素子がどれだけの耐久性があるか、まだわかりません。
Aputure300DⅡと600X、1200dのラインアップは、実によく考えられています。
600で色温度を変化させられるし300よりも若干強い光量を持っている。
1200になると、600とは比べ物にならないくらい強力です。
造りも良いし、同じような海外製品と比べてもAputureの先進性があり、熟考されつくした製品です。
これだけ深く考えられる製品作りは日本メーカーに期待したいが、、、現状では差が大きすぎて追いつくことが不可能な気がします。
製品のイメージデザイン・製造ライン・開発スピード・マンパワーの凄さです。
では次にNOVAを見ましょう。
パネルの大きさはさほど大きくはないが300wと光量があります。
これの最大の特徴はバイカラーでどんな色も出せるということ。
作りが良い!
昔の中国製品の面影は全くない。
完璧な作りです。
重さは10Kg程度とずっしりしています。
収納ケースはさらに大きくてしっかりして重たい。
外観はコンパクトですがこれでバイカラーなのがすごいところ。
最初は通常の白ですが、Aoutureシリーズに比べると、光が拡散しているので暗い感じです。
Aputureと同じ露出で撮影しているので、画像加工もなしなので明るさは直接比べてください。
壁面で測るとf2だった。
Aputure300DⅡと比べると、1絞りとコンマ2の差です。
ところが、このNOVAの真骨頂はバイカラーであること。
赤f1.4コンマ2
緑f1.4コンマ0
黄f1.4コンマ5
青f1.0コンマ0
一番明るかったのが黄色で、その次が赤、次が緑、ひときわ暗いのが青だ。
人の色の認識に沿っているので、色の変化と明るさについて違和感がない。
そんなところも、この中国製ライトは考えられている。
撮影ということについて、色の知識や製品のあり方(使う側ぼ希望)について、とんでもなく深い考察がされている。
日本の政治すなわち国民などのいい加減さを考えると、恐るべし中国だと思います。中国の政治形態には疑問をもつことが大きいけど、中国国民の民度たるや、、、日本人が停滞している間にずっと先を行ってしまった。